環境に関する翻訳|専門分野多数対応の高橋翻訳事務所へ

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環境に関する翻訳

環境コラムでおなじみの環境翻訳担当が翻訳をお受けします

翻訳会社環境問題は近年あらゆる枠を超える非常に幅広い分野として、国際社会を巻き込んだ取り組みから一市民のリサイクル活動に至るまで人々の生活と切っても切り離せないものとなっています。当然 翻訳 内容も複雑多岐にわたります。世界でオバマ政権の環境政策に関心が注がれる一方、日本も鳩山首相が前政権の決定を覆し、「二酸化炭素 25% 削減」を約束するなど、英日/日英双方向での情報交換が必要とされています。特に環境問題では、新たな概念や研究結果が英語を媒介として国内に紹介されることも多く、その速度も年々増しています。そのため日本語訳が定着する前にカタカナ表記/和製英語が用いられることも多々あります。例えば東京都の「カーボンマイナス東京10年プロジェクト」。二酸化炭素の排出と吸収がバランスの取れた状態を「カーボンニュートラル」といいますが、これに対して「カーボンマイナス」は排出量が吸収量を下回る場合を指します。しかし、これを Carbon Minus と英訳すると、読み手がまず思い浮かべるのはインドの環境雑誌名となるかもしれません。この場合、Carbon Negativeとすれば、相手にも誤解なく速やかに話し手の意図が伝わります。また、日本が適用している「グリーン電力証書」はTradable Green Certificatesと訳されますが、これは主にヨーロッパで使われている言葉であり、例えばアメリカではRenewable Energy Certificatesが用いられます。このように複数の単語が同じ内容を示す場合、国や地域で異なる表現があることを理解した上でクライアントの意向に沿った 翻訳 に仕上げていくことが必要です。逆に、同じ単語が微妙に異なる意味を持つ場合もあります。人間活動が排出する温室効果ガスを植林等の事業を通じて相殺することを「カーボンオフセット」といいますが、英語のCarbon Offsetには、1Carbon Offset=-1Metric Ton of Greenhouse Gasesというように、単位として数えられる性質を含みます。弊社では環境調査、環境計画、都市計画等コンサルティング関連の報告書から、環境ホルモン、生態学、地球科学等の学術論文、環境政策、環境教育、環境保護活動等のホームページや一般文書に至るまで幅広く対応致します。そのため、各分野で使用される専門用語の翻訳には特に注意を払っています。Sustainabilityという言葉も、自然科学では「持続可能な」という今ではすっかり定着した訳語を用いますが、環境教育やコミュニティ活動では「サステイナブル」と敢えてカタカナで表記することにより、人と自然の相互依存、複雑な関わり合いを表現するなど、クライアントと読者双方のニーズを念頭に作業を行っています。マクロ(例えば地球生態系)からミクロ(例えば環境ホルモン)まで、それぞれの分野に関して背景をしっかり理解した上で適切な訳語・表現を選び、著者の意図が情報の受け手に正確に伝わる翻訳を目指します。

翻訳担当者のご紹介

翻訳会社環境翻訳担当のYMです。

環境コンサルタントを経て米国でサステイナビリティ研究を行った経験を活かし、環境に絞って翻訳活動を行っております。修士共同研究ではカリフォルニア州道路公団の依頼で景観計画を作成。サステイナブル・コミュニティに関する研究では代替エネルギーから建築、農業、教育まで幅広い分野を統合する試みに携わりました。調査→分析→報告/発表という一連の流れの中で、必要に応じて関連分野の情報収集を行うなど、環境に関わる各分野に適した正確な翻訳を行います。
→YMが担当する「環境コラム」はこちら



過去の翻訳例

  • 環境ホルモンに関する 学術論文 (英語→日本語)
  • 環境調査に関する報告書(英語→日本語)
  • 地球科学に関する学術論文(日本語→英語)
  • 環境機関ホームページ(日本語→英語)
  • 太陽光発電と風力発電に関する論文(日本語→英語)
  • 燃料電池に関するリサーチ文書(英語→日本語)
  • 燃料電池の開発コストに関する論文(日本語→英語)
  • ハイブリッド研究の技術移転についての論文(日本語→英語)
  • 原子力発電と太陽光発電・風力発電の比較論文(日本語→英語)
  • 原子力発電の技術移転についての論文(日本語→英語)
  • マイクロ水力発電の特徴に関する論文(日本語→英語)
  • 地球温暖化と海洋生態系問題に関する論文(日本語→英語)
  • 生態系と循環システムについての論文(日本語→英語)
  • カーブサイド・コレクションによるごみ収集方式について(英語→日本
  • ドイツの包装材リサイクルシステムの研究論文(日本語→英語
  • リターナブル瓶の推進に関する論文(日本語→英語)
  • ライフサイクルアセスメント (LCA) の手法に関する論文(日本語→英語)
  • 太陽光発電とエネルギーペイバックタイム (EPT) についてのレポート(日本語→英語)



翻訳例

ケース1
環境政策に関する報告書

原文

The Endangered Species Act (ESA) provides a program for the conservation of threatened and endangered plants and animals and the habitats in which they are found.

一般的な翻訳

絶滅危惧種保護法(ESA)は、絶滅のおそれがある、また絶滅の危機に瀕した植物や動物、およびそれらが存在する生息地の保護のためのプログラムを提供する。

問題点

まず日本語訳に原文タイトルがきちんと反映されていません。threatenedとendangeredは、本法の定義より、threatenedよりendangeredの方が絶滅可能性が高いことがわかりますが、この訳でははっきりと区別ができません。また後半「〜の」が頻出したり、in which以降を「それらが〜」と訳すことで不自然な表現となっています。

適切でわかりやすい翻訳

絶滅危惧種保護法(Endangered Species Act; ESA)は、将来的に絶滅のおそれがある、またすでに絶滅が危惧される植物、動物およびその生息地を保護するためのプログラムを提供するものである。


ケース2
国際機関プレスリリース

原文

Mobilizing and re-focusing the global economy towards investments in clean technologies and 'natural' infrastructure such as forests and soils is the best bet for real growth, combating climate change and triggering an employment boom in the 21st century. (UNEP)

注意点

プレスリリース等は簡潔ながら内容が濃く、一文が非常に長い場合がよくあります。品詞を変えたり、文章の区切りを変えるなどの工夫をして、より自然で読みやすいものに仕上げます。また、プレスリリースですからforestやsoilという言葉も、「森」「土」ではなく「森林」「土壌」とするなど、適切な訳語を用います。(原文はUNEPホームページより引用)

適切でわかりやすい翻訳

世界経済をクリーンテクノロジーおよび森林や土壌といった「自然の」インフラに対する投資へと動員し、その焦点を定め直すことは、21世紀において真の成長を目指し、気候変動に取り組み、また雇用増加のきっかけをもたらすための最善策である。


ケース3
漁場調査に関する論文

原文

マイワシの漁場形成や資源変動のメカニズムが解明されれば、水産業にとって有意義である。

一般的な翻訳

It is meaningful for fishing industry if the mechanism of the formation of fisheries and resource change of sardines are clarified.

問題点

「漁場」について、水産資源管理という文脈ではfishing groundsを用います。ofの多用を避けるため、また「漁場形成」と「資源変動」を揃えるため、the mechanism of fishing ground formation and resource fluctuationとします。「解明」と「有意義」については、直訳ではなく、それぞれ「理解する」「意義深い」と置き換えて訳すと、英語としてより自然になります。また自動的に後ろから前へ訳すのではなく、原文の構成どおり訳すことができないかどうか検討します。このとき名詞を好む英語に合わせ、Understanding...と分詞構文を用いてすっきりと仕上げます。

適切でわかりやすい翻訳

Understainding the mechanism of sardines' fishing ground formaiton and resource fluctuation will offer significant information for fishery.


ケース4
発電システム

原文

このハイブリッド発電システムによれば、風力発電の出力側に制御性のよい昇降圧器を設け、有効な並列発電が可能になるとともに、蓄電器を採用して、短時間での上昇下降の激しい規格未満電力並びに余剰電力を蓄電し、風力出力がないときに放電することによりシステム全体の効率を高めることができる。

注意点

技術用語は逐一専門辞書で調べ、さらに関連する論文に目を通して背景を理解します。論文調の長い文章は、適宜分割して訳します。「?によれば」は according to と機械的に訳さず、 by (「?によって」)とするか、この例のように by が繰り返される場合は受動態/能動態の転換を行います。「有効な」は分野によって訳語が異なりますが、ここでは文脈から判断して effective を用いました。

適切でわかりやすい翻訳

The said hybrid power generation system enables effective parallel generation by installing a step-up/step-down transformer with high controllability on the output side of wind power generation. The system also increases the overall efficiency by adopting a capacitor that captures power below standards ? which has extreme rise and drop within a short time span ?, as well as any surplus, and releases such power when there is no wind power output.


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